


7月26日(土)に行われた第3回市長タウンミーティングの様子をご報告します。今回、50名以上の方々にご参加いただき、活発な意見交換が行われました。前回同様、アンケート用紙にはQRコードを利用したデジタルアンケートを実施し、皆さんの貴重な声をしっかりと受け止めたいと思います。いただいたご意見や感想はすべて目を通し、一つひとつ丁寧に確認していきます。
参加者の皆さんからは、「市民が自分の思いを直接伝えられる場があることの重要性を実感した」との声もいただき、大変励みになっています。このような意見交換の機会は、秩父市への信頼感や親近感を深めるためにも非常に大切だと感じています。
今回のテーマは「賑わいのあるまち」でした。まず、産業観光部からは秩父地域の雇用情勢や賑わいの創出に向けた取り組み、観光施策の成果と課題についてお話ししました。賑わいのあるまちを実現するためには、さまざまな要素を組み合わせ、行政と民間がそれぞれの役割を果たしながら協力することが重要です。今回も多くの意見やアイデアが寄せられました。
「国道140号が通行止めになっているが、山梨県方面からの集客に力を入れるべき」という意見には、「山梨市とは甲武信源流サミットで連携している。山梨方面との連携もさらに深めていきたい」と回答しました。また、「三峰ロープウェイを早く復活させてもらいたい」という意見には、「公約にも掲げている。復活を目指して、関係者と検討していきたい」とお答えしました。ご要望に対し、できるところから着手していきたいと考えています。
アンケートでは、「市の取り組みがよく分かった」「意見交換で市民の方のいろいろな提案を聞くことができてよかった」といったご意見もありました。これらの提案を踏まえ、さらなる改善策や次回以降のテーマ設定に活かしていきたいと思います。私自身も二人の子どもを育てる親として、若者が住み続けたくなる職場環境の整備や起業支援、インターンシップ制度の充実は特に重要な課題だと感じています。
皆さんが抱える現状への認識と期待や不安、その一つひとつの声が、これからの原動力となります。皆さんと共に考えながら、市民の皆さん一人ひとりの声を大切にし、より良い秩父市を目指していきます。引き続き、ご意見やご提案をお気軽にお寄せください。皆さんのご意見やご提案、ご協力があってこそ、実現できることがあります。
第4回市長タウンミーティングは、8月30日(土)の午後3時から本庁舎3階庁議室で開催予定です。テーマは「シニアライフ支援」です。高齢者向けの施策や補助事業の紹介、孤独・孤立対策に関する取り組みをお話しした後、皆さまと意見交換を行います。皆さんとお話しできることを心待ちにしています!




7月28日(月)、秩父地域の高校(秩父高校、秩父農工科学高校、小鹿野高校、皆野高校、秩父特別支援学校)の高校生と「秩父の“推し”。若者が広めたい秩父のコレ!」をテーマに、意見交換会を開催しました。高校生の皆さんが日頃感じている秩父の魅力や、この「推し」をこうすればもっと良くなるという熱い思いを直接聴く貴重な機会となりました。
22人の高校生が4つのグループに分かれ、「秩父の推し」を考えて発表し、私と意見交換を行いました。それぞれの「推し」のポイントは多岐にわたり、改めて秩父の多様な魅力を再認識することができました。
あるグループは「自然」を取り上げました。東京からこんなに近くに自然があることは魅力的で、秩父の宝であり財産です。この自然を活用した観光地づくりが大切であると再認識しました。
また、別のグループは「まつり」を取り上げました。若者がまつりに関わっていることは、大変うれしく思います。これからも「まつり」などの伝統文化に関わってくれることを切に願います。
一番印象的だったのは、「グルメ」に関する発表で出された「沼る」というフレーズでした。秩父は何度も足を運んでくれるハードリピーターが多い地域です。秩父は「沼る」可能性がある観光地なのではと感じました。このようなことを分析していくことで、私たちが知らない秩父のおもしろさが見えてくるのかもしれないと考えさせられました。



全体の発表を通じて、こうしたらもっと良くなるという提案の中に、SNSの活用が多かったという印象を受けました。今後、SNSを活用した発信力を強めていくことが大切であると思いました。
今回の意見交換会を通じて、高校生の皆さんが秩父に対して熱心に向き合い、その未来を真剣に考えていることを改めて強く感じました。皆さんの瑞々しい感性は、秩父市がさらに魅力的で住みやすいまちへと発展していくための大きな力となります。これからも、若い世代の皆さんと対話し、ともに秩父市の未来を創っていく機会を大切にしていきたいと考えています。




姉妹都市であるアメリカ合衆国のアンチオック市から、ロン市長をはじめとする訪問団の皆さまが秩父市にお越しくださいました。1967年から続く両市の友情は、姉妹都市提携として、2027年には友好60周年を迎えます。
秩父市とアンチオック市は隔年でお互いの市を訪問し合っており、今年度はアンチオック市の皆さまが日本にお越しになりました。
アンチオック市からは16名の方が、7月17日(木)から31日(木)まで秩父市にホームステイし、楽しいひとときを過ごしています。秩父川瀬祭を見学されるなど、素晴らしい体験をしていただきました。
若い世代の成長にとって、海外での交換プログラムはとても意義のあることだと感じています。このような交流を通じて、国際的な視野を広げ、さまざまな文化を理解することができるのは、貴重な経験になると思います。
ロン市長、ブラッドさん(市職員)、タミーシャさん(市議会議員)は本日帰国されるため、西武秩父駅でお見送りしました。ロン市長も、秩父市とアンチオック市の友好な関係が今後も末永く続き、さらに良い関係を築いていきたいとお話しされていました。
これからも両市の絆を大切にし、楽しい交流を続けていきたいと思います。




秩父川瀬祭は、猛暑の中でも事故なく、関係者の皆さまのご協力のもと盛況のうちに無事に終えることができました。
今年の川瀬祭は、熱中症対策として御神幸行列や神社神輿の渡御、神輿洗いの儀式、さらには川瀬斎場での時間、笠鉾4基・屋台4基の曳行コースやスケジュールの変更が行われましたが、予定されていた行事も無事に実施され、土日開催となったことで多くの観光客に楽しんでいただけました。
祭りを無事に終えるために、警察署や屋台町会などへの挨拶回りを行いました。また、柳田の千垢離や神輿洗いに代表される儀式は、荒川源流の清らかな水の力をお借りして、秩父を様々な災いから守るという考え方や願いに基づいているという説もあります。このような儀式を通じて、荒川の恵みと秩父の分かち合いの精神を改めて感じることができました。



祭りの人出は、19日が39,000人、20日が62,000人、合計で101,000人となり、令和6年の94,000人と比べて7,000人の増加となりました。川瀬祭の主役である子どもたちは、厳しい暑さの中でも元気に囃子手や拍子木、曳き子を務めていました。
川瀬祭を通じて、祭りのまち秩父市のPRと子どもたちへの伝統文化の継承を大切にしていきたいと思っています。これからも皆さんと一緒に、秩父の魅力を広めていきたいと思います。





7月22日(火)には、第1回の「秩父みらいづくりワークショップ」を開催し、私も見学させていただきました。
このワークショップは、令和8年度からのまちづくりに関する計画(第3次総合振興計画)を策定するために、「こんな秩父市であってほしい!」という将来像を描く場です。ファシリテーターには埼玉大学経済学部の齋藤友之先生をお迎えし、参加者の皆さんが自由に意見を出し合い、熱心に話し合ってくださいました。
グループ毎に、文化、観光、自然、防災、関係人口などの様々な要素を挙げていただき、秩父の将来像を描く素晴らしい機会となりました。皆さんの抱く夢や思いを大切にしながら、より良い秩父市を作り上げていきたいと強く感じました。


8月3日(日)14時~16時30分には、同じ内容のワークショップが開催されます。
詳細とお申込みは、秩父みらいづくりワークショップのページをご確認ください。